神戸市議3人 詐欺罪で在宅起訴

2017年07月28日

神戸市議3人 詐欺罪で在宅起訴|NHK 関西のニュース

神戸市議3人 詐欺罪で在宅起訴

07月27日 19時32分

神戸市議会の自民党系会派による政務活動費の不正支出の問題で、神戸地方検察庁は、書類送検されていた当時の会派の幹事長らいずれも現職の議員3人を、詐欺の罪で在宅のまま起訴しました。
在宅で起訴されたのは、神戸市議会の会派だった「自民党神戸」に所属し、当時、会派の幹事長だった岡島亮介被告(74)と、会計責任者だった梅田幸広被告(68)、それに竹重栄ニ被告(68)の3人で、いずれも現職の議員です。
起訴状などによりますと、3人は架空の領収書や金額を水増しした領収書を使う手口で、政務活動費を不正に請求し、▼岡島議員が、平成24年度から26年度分のおよそ970万円を、▼梅田議員と竹重議員は、平成22年度から26年度分の、あわせておよそ1340万円をだまし取ったとして詐欺の罪に問われています。
検察によりますと、3人が不正請求した政務活動費は、会派の裏金にあてられたほか、一部は私的に流用されたということです。
検察は、3人の認否を明らかにしていません。
神戸市議会議員の政務活動費をめぐっては、おととし、「自民党神戸」による不正支出が明らかになり、所属していた議員が3400万円余りを市に返還していました。
そして市議会から告発を受けた警察が、ことし4月、死亡した元議員を含め合わせて4人を、詐欺などの疑いで書類送検していました。
これについて、3人の議員が所属する自民党市議団の平井真千子政調会長は、NHKの取材に対し、「在宅起訴という結果を受け止め、会派として何らかの対応が必要だと考えている」と話しました。
神戸市議会の北川道夫議長は、記者団に対し、「政務活動費を不正に受領したとして議員が起訴されたことは残念でならない。3人とは直接会って、事実関係を確認し、出処進退についても問いただしたい」と述べました。

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